百田尚樹 「永遠の0(ゼロ)」
2009年 最高に面白い本大賞文庫文芸部門BEST10 で 1位

いやー・・・「ボックス」とはまったく違う作品ですね、デビュー作品だそうです。すごかったです。休憩室でマジ(泣)します。
泣ける作品って最近はあまり読んでなかったからかほんとにすばらしかったです。
解説は児玉清、、、ってこの人結構解説かいてますね(笑)
全12章 588P かなり厚いです。久々に1冊で厚い本でした。上下巻に分けてもいい厚さなんですが、内容的にこれは1冊にしておいて正解ですね。
1章ごとに、血のつながった祖父・宮部久蔵を知っている人たちの話を聞いていきます。最初は「臆病者」から始まり、「優秀なパイロット」、「生きて戦場から帰りたがっていた。」「本当に祖母を愛していた。」と話を聞いていくとどんどん祖父宮部久蔵のことが明らかになっていく様がすごいです。そして、異様なまでに生き残るための努力をしていたのに、なぜ最後、神風特攻をしたのか。。。最後どんでん返しまで用意されてます。
他の人にも勧めたい作品です。
内容(「BOOK」データベースより) 「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。
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