山本文緒 「プラナリア」 です。文春の夏の文庫という帯がついていたので過去作品の振り返りみたいな位置づけであってたと思います。直木賞も受賞しています。

短編集なので、いくつも収録されています。
「プラナリア」表題
「ネイキッド」
「どこかではないここ」
「囚われ人のジレンマ」
「あいあるあした」
・・・・出てくる登場人物ほとんどがムッカつきます(笑)
あまりにあんまりなので、調べたらどうやらこの著者はむかつく女性を書かせたら天下一品。とかamazonレビューにありました。
なるほど、たしかに。
「プラナリア」ですが、↓のブックデータベースのところにもありますが、彼氏はがんばってましたよ、、、十分待ったと思いますよ。どん底まで落ちたこの主人公が這い上がるストーリーとかじゃなくて、どん底に落ちたままでお話が終わるんですよ。。救ってあげてほしい。
収録の短編のほとんどが同じような感じ。読み物としてのエンターテイメント性は皆無です。最後の「あいあるあした」はちょっとだけ言い終わり方になっていたので、ほっとして本を閉じれました。
内容(「BOOK」データベースより)
どうして私はこんなにひねくれているんだろう―。乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく「社会復帰」に興味が持てない25歳の春香。恋人の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、出口は見えない。現代の“無職”をめぐる心模様を描いて共感を呼んだベストセラー短編集。直木賞受賞作品。
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