西田俊也 「世界でいちばん淋しい遊園地」
帯に誘われて購入しました(笑)

最後がちょとファンタジーというか不思議話になってしまったのですが、この閉鎖される遊園地の最も古い記憶を見るにはこゆ表現が必要だったのですかねー
閉園になるこの遊園地に思い出のある、思い入れのある人たちが閉園間際にもう一度来てみよう。っていう話です。昔のまま思い出が止まっていたのが進んだりとかして面白かったです。登場人物たちがたくさんで、閉園される現在、と思い出の過去と登場人物たちが微妙につながりがありそこも面白いところ。また、登場人物は遊園地の職員も含まれてます。
個人的には最初のカップルのその後がもう少し見たかったんですが、、、、
内容(「BOOK」データベースより)
「当遊園地は今年末をもちまして、78年の歴史に幕を下ろします」。初めてのデートも、家族の思い出も、プロポーズも、すべてを包み込むように存在していた町の遊園地が閉園する。色あせた時代遅れのアトラクションがひしめくその場所に、思い出を胸に訪れる人々。それぞれの人生が交錯するそのとき、世界は鮮やかに色づきはじめる。楽しいことはいつかは終わる。でも、大丈夫。思い出は消えないから。ファンタジック・ストーリー。
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